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歯のコラム院内・スタッフ関連

セミナー参加と新しい書籍 歯周外科

こんにちは。
先週はスタッフとともにセミナーに参加してきました。
内容は歯周外科というものです。
歯周外科とは、歯周病のメインテナンスを行っても改善してこない場合や、歯ぐきの組織の回復のために行う処置です。
新しく購入した書籍もちょうどこのテーマになっています
題名は「歯周組織再生療法のすべて」というものです。

歯周外科といっても種類がたくさんあります。
基本的な歯周外科はフラップ手術と言います。
メインテナンスでも改善しない深い歯周ポケットを浅くするために行います。
歯周外科というと外科治療なのでどうしても敬遠されがちな方もいますが、このフラップ手術は深い歯周ポケットの歯石とりの延長のようなものです。
深い歯周ポケット内の歯石や炎症組織はメインテナンス時は直接見ることができません。
手でさぐってとっていくわけなのですが、深い部分や複雑な根の形態があるところはとりきれないこともあります。
こういった時に深い歯周ポケットの改善も兼ねてフラップ手術という歯周外科を行います。
深い歯周ポケットの歯石とりの延長のようなものなので、そんなに怖がる必要はありません。
歯周病で歯をうしなってしまうほうがショックが大きいと思います。
必要な際には、適切な時期に適切な処置を受けることが大切です。

また他の歯周外科に関しては、なくなってしまった骨や歯ぐきの組織を再生させる再生療法や、なくなってしまった歯ぐきの組織を移植や移動をして形態回復させるものもあります。
再生療法に関しては以前記事にしていますので、「歯周病 再生療法」の記事をご覧ください。
再生治療は近年活発になっている分野で、歯科界の再生治療では数年前にリグロスという薬剤による新たな治療法も保険導入されました。
知らない方が多いと思います。
失った骨を回復するチャンスがまだあるので気づかずに過ごしてしまっている方もいるかもしれません。
歯周病がどんどん進行して、歯を抜かなければならない抜歯に近い状態になってしまっていては、歯周外科をしてもどうしようもない場合もあります。
できるだけいい状態に歯ぐきのコンディションを整えるため、日々のブラッシングと歯科医院でのケアに歯周外科もプラスすることで救われる歯も多いです。

今回の新たな書籍は読み終わり次第、内容をご紹介しようと思います。

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