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マグネシウムが不足すると歯周病、糖尿病、心疾患になってしまう!?
こんにちは。
今回は歯周病と栄養についてお話します。
歯周病に関しては今までも記事にしていると思うので是非そちらもあわせてお読みください。
歯周病は生活習慣病として様々な全身疾患との関わりもあるのですべての記事を目に通しておくことをオススメします。
今回の栄養との関わりに関してトレンドワードとなっていたので知識を整理しておきましょう。
ミネラルの1つにマグネシウムがあります。このマグネシウムが不足すると歯周病が悪化する可能性があることがわかっています。
逆にマグネシウムを充分摂取している人は歯周病になりにくく歯が抜けにくいというデータがあります。
マグネシウムの働きは多岐にわたります。
体の中では、多くの酵素を活性化して生命維持に必要な様々な代謝に関与しています。栄養素の合成・分解過程のほか、遺伝情報の発現や神経伝達などにも関与しています。
血栓を作りにくくしたりする作用もあります。
また傷口を治すときにも使われので、歯周病によって歯の周りの組織がダメージを受けてしまった際、マグネシウム不足で修復できなくなり歯周病が悪化してしまいます。
このマグネシウムは多くの現代人が不足しているミネラルなのです。
1日のマグネシウムの推奨量は、男性で約340mg~370mg、女性で約270mg~290mgと設定されています。
しかし平成27年国民健康・栄養調査によると、マグネシウムの1日の摂取量の平均は243.9mgで、推奨量と比較すると不足した状態です。
マグネシウムが不足した場合には、不整脈が生じやすくなると言われています。
また慢性的に長期不足してしまうと、虚血性心疾患、動脈硬化症、骨粗鬆症、糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクを高める可能性が示唆されているのです。
この長期的な不足に歯周病も含まれます。
面白いデータとして歯周病を治療すると血中のマグネシウム濃度が上がったという結果もあるようです。。
また歯周病をきちんと治療することで、歯ぐきの修復に使用されていたマグネシウムが残ることになり、他の疾患の予防にも間接的に繋がることも考えられます。
健康ブームとはいえ、まだまだマグネシウムが不足状態であることや知識は普及していません。
マグネシウムの良く入った食べ物は以下です。
基本的には穀類、野菜などの植物性食品に豊富に含まれているので、これらから摂取できます。
その他に、魚介類、肉類、海藻類、豆類などにもマグネシウムは多く含まれます。
マグネシウムだけでなく、ミネラル全体のアンバランスによって生活習慣病を引き起こすこともわかっています。
マグネシウム以外の他のミネラル成分もしっかりと摂取したいところです。
またカルシウムと密接に関係があるので、カルシウムの摂取量に応じたマグネシウムをきちんと摂ることが大切になってくると考えられます。
これは栄養学的にも、医学的にも明らかにされています。
今回はマグネシウムが、人体に必要な各種ミネラル類の中でも重要であることをお伝えしました。
バランスのとれた栄養と、普段のブラッシングで健康な体、歯ぐきをキープしましょう。
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横浜相鉄ビル歯科医院 吉田