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抜いたところ(抜歯窩)の良好な治癒 ソケットプリザベーション
むし歯や歯周病、歯が割れてしまって(歯根破折)で歯は抜かなければならない状態になることはどうしてもあります。
抜かなければ悪化する一方の場合は止めないといけないからです。
抜いた後は、ブリッジにするか入れ歯(義歯)にするかインプラントにするか。
他の歯の状態を考慮して患者さんと最終的に決めていきます。
しかしどの選択になったとしても、抜いたところが綺麗に治っている(治癒)にこしたことはありません。
ここでの綺麗に治っているというのは、感染がなく、もとの歯ぐきや骨の形態をできるだけ維持している状態です。
しかし、歯を抜いたところはどうしても陥没してしまいます。
歯が物理的になくなるので仕方がありません。
しかし、綺麗に治癒を促すことであまり陥没せずに骨のボリュームを保つことも可能です。
ブリッジにしても陥没しない方が綺麗に被せ物が入り、食べ物のかす等が入りにくいです。
インプラントをうつ際には骨がしっかりと会ったほうが有利です。
こういった処置をソケットプリザベーションといいます。
手順としては、
歯を抜いた穴に炎症組織が残らないようにしっかりとソウハします。
そして、血液で満たされた抜歯窩に骨補填材や自家骨等を填入します。
その上にコラーゲンメンブレンを置いて縫合を行います。
ここで大事なのは感染がしっかりととれていることとメンブレンの設置の仕方や縫合です。
これらが充分であれば、本来陥没してしまう部分が骨で満たされてくるのです。
こういった治療は特にインプラントを前提にしている場合に行う処置です。
昨日はこういった内容のセミナーに参加しました。
その内容では、テルプラグとテルダーミスを使った内容でした。
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横浜駅徒歩7分 横浜相鉄ビル歯科医院 吉田