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正しい噛み方とは
こんにちは。
皆さん突然ですが正しい噛み方をご存知ですか?
あまり意識していない方が大半だと思います。
正しい噛み方ができていないと、特定の歯が負担過重になったり、歯周病が進行しやすかったり顎関節症になってしまったり様々な悪影響が起こります。
また、正しい噛み方に矯正することによって、歩行が難しかった方が立ち上がって歩けるように回復するケースも報告されています。
正しい噛み方で、歯も体も健康を維持できると良いと思います。
詳しく見ていきましょう。
正しい食べ方とは
①前歯で食べ物をとらえる、噛み切る
②口を閉じる
②舌を動かして食べ物を段階的に口の奥に送りこみ、咀嚼していく
③奥歯で噛んですりつぶす
大まかに書くとこういったイメージです。
前歯で食べ物をとらえて、糸切り歯という犬歯で引き裂き、左右の奥歯で均等にすりつぶすというのが正しい噛み方なのです。
実行できている人は案外少ない。
また正しい噛み方が浸透していません。一口目から奥歯で噛むという癖がついている人がいます。
奥歯は臼歯という言い、字のごとくすりつぶす機能しかありません。
それを前歯のかわりにかみ切るような用途で使い続けると、負担過重になってしまって痛くなったり、歯が割れてしまったりします。
最初に口に入れた時にどこで噛むかが重要です。
食事中は無意識に動かしやすいほうでばかり噛んでしまうため、ますます噛み癖は固定化され、完全に片方でしか噛まなくなります。
筋肉にその動きが刷り込まれ、反射的に常に同じ位置で噛んでしまうため、噛み癖がある側の歯に負担がかかり、歯が悪くなりやすいのです。
顎にも影響が出てきます。
噛む際に下の顎は噛む側へずらしてていますが、これが片方ばかりに偏ると顎関節症の原因になることもあります。
前歯で上手に咀嚼し、奥歯は均等に使う正しい噛み方で健康を保ちましょう。
正しい噛み方のポイントはいかに前歯を上手く使うかです。
しかし最初から最後まで前歯を使うという意味ではありません。ある程度咀嚼できるところまでということです。
あまり硬いものをいきなり前歯で噛み切るような行為は、前歯にダメージを蓄積しがちになりますので、それだけは注意してください。
前歯で噛み砕いた食べ物が自然に奥歯へと流れて奥歯ですりつぶすのが理想です。
意識していてもなかなか難しいところではあります。
人間の身体は左右均等にできているのではなく、右きき、左ききがあります。例えば足にもきき足があり、その長さも形も力も 不均等です。
それなりに補正して総合的にバランスをとって機能しているわけです。
顎も同様なので、噛みやすいほうがあって当然なのですが、できるだけ均等に使う意識を持ちましょう。
また噛む際の姿勢も重要です。猫背で前かがみにならないようにします。
口はしっかり閉じて噛むようにします。
口を閉じていないと、飲み込むときの舌の押す力で歯が前の方に押されてしまいます。上の歯を押すクセがあれば出っ歯に、下の歯を押すクセがあれば受け口になります。
子どもの頃から「口を閉じて食べなさい」としつけられたのは、エチケットの問題だけでなく、正しく噛むための理にかなったものなのです。
唇を閉じて奥歯で噛むと、口周りの筋肉は大きく動きます。
こうすることで、舌、唇、頬をバランスよく使えます。
よく噛むことも重要で、1口30~40回噛むのが理想です。良く噛むと消化もしやすくなります。
3歳から正しい咀嚼習慣を身に着けるとよいと言われています。
歯で食べ物を噛む行為は、乳歯が生えそろう3歳頃から始まるからです。
幼児期に悪い食べ方を続けていると、口周りの筋肉が鍛えられません。すると、うまく噛めず、飲み込むまで時間がかかるばかりか、歯並びや噛み合せが悪くなる一因となります。噛むことは、顎の骨の成長発育に影響するからです。
また、噛み合せの悪さは、不明瞭な発音、舌足らずな喋り方を引き起こします。
口周りの筋肉をきちんと動かすことは、整った歯並びを促すだけでなく、明るく豊かな表情を作ります。
口輪筋を動かすと、顔全体の筋肉も動いて表情筋が鍛えられ、表情が豊かになるのです。
柔らかいものは、舌で潰したり、下あごを単純に上下に動かす食べ方チョッパー型が正しい噛み方です。
硬い塊などを食べるときの食べ方は、下あごを横に動かしながら食べ物をすり潰すグラインダー型が正しい食べ方になります。
このようによく噛むということは、それぞれの正しい噛み方で噛むのが理想なのです。
正しく噛むことは、歯を守るためや顎関節症、歯並びや消化機能、表情筋への影響と様々であることが分かったと思います。
知識を整理して、健康な歯と体をキープしましょう。
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