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2020/03/31

[歯の治療に関すること]

酸蝕症の人が増えている!?

酸蝕症と聞いてどのようなものかわかる人は少ないですが、近年酸蝕症の人が多いという報告があります。

もしかしたらあなたも酸蝕症かもしれません。

しっかりと知識を整理していきましょう。

酸蝕症は歯の表面にあるエナメル質が溶けてしまうものです。
虫歯によって歯が溶けてしまうこととは別です。
虫歯は、虫歯を起こす細菌が糖を栄養に酸を出すことによって溶けることが原因であるのに対し、酸蝕症は酸そのものが原因となります。
虫歯によって歯が溶ける場所は、プラークの付きやすい部分ですが、酸蝕症は口の中全体に広がるため溶ける範囲が広く均一的であるという特徴があります。
 
酸蝕症の原因として、体内の酸による内因性のもの、酸性度の強い飲食物等の外因性のものの2つに分けられます。
内因性としては、胃食道逆流症、反復性の嘔吐、摂食障害(過食症)などがあります。
外因性としては、酸性度の高い飲食物の過剰摂取や、環境中の酸、酸性ガスを吸ってしまうことでなる職業性のものなどがあります。
 
酸性度の高い飲食物は、みかんやグレープフルーツ、レモン、炭酸飲料、黒酢、栄養ドリンク、ワイン、スポーツ飲料、健康増進のための酢やクエン酸等があります。
特にコーラはPH2.2とかなり酸性に傾いています。
 
私たちの口の中は、普段は中性のpH7前後に保たれています。しかし、飲食物や胃酸の影響で酸性度が高くなり、pH5.5以下になると歯は溶けやすくなります。
エナメル質が溶けてしまうと、その下にある軟らかい象牙質が露出し、食べものを噛んだり歯みがきをしたりする時の摩擦でどんどんすり減っていってしまいます。
それにより知覚過敏症になったり、虫歯ができやすくなってしまったりします。
 
酸蝕症の方の歯はこういった影響によって特徴的な見た目をします。
・歯全体が丸みを帯びる。
・エナメル質が濁って見えたり、内部の象牙質が透けて見えたりする。
・酸蝕により奥歯のすり減りが加速し、深い溝やへこみがみられる。
 
酸性度の高い飲食物を摂取する習慣がある方は注意が必要です。
以下のように注意するとよいでしょう。
・酸性の飲食物を口にした後は水で口をゆすぐ。
・酸性飲食物をだらだら食べたり飲んだりしない。
・寝る前には酸性の飲食物を控える。(就寝中は唾液の分泌が少なくなり、口のなかのpHが中性に戻りにくい)
 
酸蝕症の方は近年多いと言われています。
なにか異常が出る前に歯科医院を受診しましょう。
当院では原因や対策、治療法まできちんと説明して治療計画を立てます。
もしかしたら酸蝕症かも?と思う方は是非一度相談にいらしてください。
 
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横浜相鉄ビル歯科医院 吉田