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2019/06/27

[歯の治療に関すること]

嚥下体操 表情筋トレーニング

こんにちは。
今回は嚥下体操についてお話します。
以前の「嚥下障害」の記事でも少々触れましたが詳しく書いていきたいと思います。
この嚥下体操は表情筋のトレーニングにもなります。
高齢の方は嚥下のために、若い方は口元や頬のたるみ対策に行うとよいでしょう。
 
 
さて、22日の土曜日に訪問診療に行きましたが、その日に拝見した患者さんは嚥下体操を実践していただいています。
その患者さんは、慢性呼吸器疾患によって呼吸機能が落ちており、常に酸素ボンベから鼻にチューブをひいていないと苦しくなってしまいます。
筋肉も衰え、呼吸機能や嚥下機能が低下している状態です。
そういった方はもとより、誤嚥防止のために皆様も実践していただくと良いと思います。
 
嚥下体操は、嚥下時に使用する舌や口の周囲、更には首の筋肉を動かす体操です。
どこかの筋肉が衰えたり障害が出たりするだけで嚥下に障害をきたします。
食べて飲み込むだけなので口だけの筋肉を使用するイメージがある方も多いと思いますが、様々な筋肉が連動して嚥下を行っているのです。
 
食事の際に時々むせる、なんとなく飲み込みにくいといった方は食事の前に嚥下体操を行いましょう。
運動をする前に準備体操を行うように、食事の前に嚥下体操を行うことで食べることに関わる筋肉の動きが良くなり、安全に食べることにつながります。
日常のリハビリとしても有効です。筋肉自体を鍛える目的もあります。
また、唾液分泌や血行を促す効果もあり咀嚼から嚥下までの一連の動作・機能の向上が期待できます。
食事前のレクリエーションとして楽しくトレーニングを行うと習慣化しやすいです。
 
誤嚥が起こりやすいのは食べ始めのひと口目です。
食前に準備運動として嚥下体操を行うとひと口目がスムーズにいきます。
ある程度の負荷を感じなければ訓練にならないのですが、無理しない範囲で痛みがある場合は中断したり負荷を弱めましょう。
やり方をステップごとに紹介していきます。
 
【やり方】
①まずはリラックスできる状態で椅子に腰を掛けましょう。
そして深呼吸をします。お腹に手をあててゆっくりと行いましょう。吐くときはお腹がへこみ、吸うときはお腹が膨らむのを手で感じとります。
吐く時は口から、吸い際は鼻から行います。いわゆる腹式呼吸というのを目指します。
深呼吸を数回ほど繰り返します。
 
②次は首の体操です。首をゆっくりと後ろを向くように回します。左右交互に行いましょう。
数回終わったら、今度は耳を肩に近づけるように首をかしげていきます。これも左右交互に行います。
その後は首をぐるっと回転させましょう。これも右回り、左回り交互に行います。
 
③3ステップ目は肩の運動です。
両手を頭上に挙げてゆっくり下げましょう。
今度はリラックスした状態から肩を持ち上げてストンと落とします。
以上を数回繰り返したら最後に肩を数回回します。前から後ろへ、後ろから前へ交互に行います。
 
④そしていよいよ口の体操です。
まずは唇周囲の筋肉を意識して口をすぼめたり横に引いたりします。
それが数回終わったら頬の筋肉に移動します。頬をふくらませたり、すぼめたりします。
その次は舌の運動です。
舌をべーっと出したり、ひっこめたりし、口の両端をなめるように左右に動かします。
慣れてきたら、鼻の先と顎の先を触るように縦の動きも加えていきましょう。
 
⑤続いて発音の練習です。
「パパパ、タタタ、カカカ、ラララ」ゆっくりと発声します。
はじめはゆっくりと5、6回繰り返し、次にスピードを上げ早く5、6回繰り返します。
この発音は、舌や唇の動きが嚥下の動きと共通する部分が多いの有効的と言われています。
 
最後に軽く深呼吸したら終了です。
先にも述べたように食事の直前に行いましょう。
ゴクンと唾液を飲んで、のどの動きを確かめてから食事をとります。
上記の内容を参考に自分に合った方法を工夫して行ってみてください。
継続することが一番大切です。ご家族と一緒に行うのが長続きする秘訣です。
ご家族の方は、口元や頬の表情筋トレーニングとして一緒にやると綺麗な口元が手に入ると思います。
 
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