スタッフブログ

     
2019/06/15

[日々の徒然なるままに]

発展途上国の医療、歯科医療 日本の国民皆保険制度

こんにちは。
皆さんもご存知の通り、日本は国民皆保険制度です。
国民は皆、平等に保険医療を受ける権利を有しています。
自己負担額は3割や2割、1割などにおさえられています。
これは国が定めていることで、普段はそのありがたみ等は感じないかもしれません。
発展途上国では、日本のような公的な保険制度がないところがほとんどです。個人で保険に入る人はごく少数でほとんどの人は全額自己負担で医療を受けます。
予防や健診は当然普及していません。
こういった状態であると何か問題がない限り病院に行かないという人がほとんどになってしまいます。医療はとても高価なものとなってしまうのです。
そして患者が来ないと医療技術や施設は進歩しない状態となっていまいます。
他の様々な分野は発展を遂げて先進国に近い状態になっても、医療においては後進国の域を脱せぬままというところも多いです。
 
そんな中、ある日本人の医師や企業によって2016年カンボジアに“日本産”の病院が設立されました。
Sunrise Japan Hospital Phnom Penhという病院です。
医師は日本人医師とカンボジア人医師がいます。
カンボジアでも、経済は著しく発展してきていますが医療の発展は遅れ、カンボジア国民は自国の医療を信頼できず、毎年21万人もの人がタイ、ベトナム、シンガポールなど近隣諸国の医療機関を受診しに行くのが現状とのことです。
そういった背景からカンボジア人医師の教育も兼ねているとのこと。より良いカンボジア人医療者を育成しカンボジアの医療レベルを上げることを目的にしているとのことです。
あるカンボジア人医師は「信頼ゼロのカンボジア医療を変えたい」と強い信念をもってSunrise Japan Hospital Phnom Penh病院で働いているそうです。
 
カンボジアは長く続いた内戦時、医師や教師等の知識人の大量虐殺があった影響で、絶対的な医師不足に陥ってしまったようです。
それは歯科医師もそうです。
歯科事情としても、生活水準をはるかに超える高額な治療費がかかる現状は変わりません。
特に貧しい人々が多い農村部では、治療が必要でも歯科診療を受ける機会がなく、大人から子どもまで苦しんでいる方々が大勢いるとのことです。
このような状況を鑑み、完全無歯科医地区の農村で歯科診療活動を行っているNPO法人もあります。
診療所は毎回、治療希望の患者さんでいっぱいになるそうです。
 
日本人として現在の国民皆保険のありがたさを再認識するとともに、歯科医師として医療人として少しでも発展途上国の困っている方々の力になれたらなと考えています。
 
 
横浜駅徒歩7分
横浜相鉄ビル歯科医院 吉田