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2019/05/30

[日々の徒然なるままに]

脳卒中と口腔 夏場は脳梗塞に注意

こんにちは。
脳卒中というと冬の病気と思い込んでいる方も多いと思います。
脳卒中のタイプにより発症しやすい季節が違っていて6月~8月の時期には脳梗塞が発症しやすいと言われています。(脳梗塞は脳卒中の中の一つ)
まさにこれからの時期に多くなるので知識の整理をして予防と対策をしておく必要があります。
説明していきますので是非参考にしてください。
 
そもそも脳卒中とは脳の血管が詰まってしまったり、破れたりと脳血管がトラブルを起こす病気の総称です。
日本人の死亡原因第3位で、命にかかわらなくとも後遺症が残ってしまう場合もあります。
脳卒中の種類には以下があります。
①脳梗塞
血管が詰まるタイプ。ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性塞栓症、一過性脳虚血発作があります。
②脳出血
血管が破れるタイプ。脳出血とクモ膜下出血があります。この2つは冬に多いと言われています。冬は寒さに抵抗するため体内の熱を放散しないように血管が収縮するので血圧が上昇し、血管が破れやすくなっているためです。
 
 
脳梗塞が夏に多い理由の一つとして、汗をかくため体が脱水状態になりやすいことがあげられます。
他には脱水が起きると血液の粘度が増して血のかたまりができやすくなり、詰まりやすくなることがあります。
また夏は体の熱を放出しようと血管が拡張し、体は血圧低下状態になっています。血圧が下がり、血流が遅くなることで血栓ができやすい状態になります。
 
 
脳卒中の症状は、以下のものがあります。
・片方の手足・顔半分の麻痺、しびれ、脱力や感覚異常
・ろれつが回らなくなる、言葉が出なくなる、他人の言うことが理解できなくなる。
・立てなくなる、歩けなくなる、フラフラする。
・突然片方の目が見えなくなる(一過性黒内障)、物が二つに見えるようになる、視野の半分が欠ける。
・激しい頭痛がする。(くも膜下出血の場合)
いずれも突然起こることが多く、複数の症状が出る場合もあります。脳のどの部分が障害を受けたかにより、症状は異なってきます。
 
種類で述べた一過性脳虚血発作は、脳梗塞の前兆として現れることで知られています。
脳梗塞と同じ症状が24時間以内に消失する状態をいいます。ほとんどの場合は1時間以内に症状が消失します。
この状態で治療を行わず放置すると脳梗塞を引き起こす可能性が高いので病院を受診することが大切です。
 
予防と対策
脳梗塞は6月から8月の夏場、睡眠中と朝の起床後2時間以内に発症することが多いです。
起床時は血圧が上昇するので、就寝前と起床後に水を飲むことが脳梗塞予防につながるといわれています。
 
脳卒中の5大危険因子というものがあります。
・高血圧
・糖尿病
・脂質異常症
・不整脈(心房細動) 心房細動を持っている人は、心臓内で血が固まりやすく心原性脳塞栓症の原因となる。
・喫煙
その他に過労やストレスの蓄積、肥満、過度の飲酒、運動不足などが脳卒中の危険因子と言われています。
 
これらの危険因子を予防、改善することが脳卒中の予防法となります。
規則正しい生活に努め、適度な運動を行いましょう。また塩分や脂肪分を控えた食事をすることが大切です。
野菜や果物に多く含まれるカリウムには塩分を体外に出す働きがあるので積極的に摂取しましょう。
 
脳卒中になると口の中にも悪影響を及ぼします。
麻痺している側の口唇が落ち込んだり唇が閉じれなくなります。舌も自由に動かせなくなります。
これによって発音障害や摂食、嚥下障害が見られる場合があります。そして誤嚥しやすい状態になるので誤嚥性肺炎を起こしやすくなってしまいます。
利き手が不自由だと歯ブラシを使うことが不可能で、虫歯ができたり歯周病が進行してしまいます。
内服する薬の影響で歯ぐきから出血しやすくなったり、歯ぐきが異常増殖してしまうこともあります。
 
普段から健康状態や生活習慣をこまめにチェックして脳卒中を予防しましょう。
また再発しやすい病気ですので落ち着いても数年は特に注意が必要です。
 
 
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横浜相鉄ビル歯科医院 吉田