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2019/05/17

[日々の徒然なるままに]

高額新薬 保険適応に決定

こんにちは。
以前記事にしたCAR-T療法。詳しくはCAR-T療法と書いてある記事を見ていただきたいですが、この度薬の単価で国内最高額となるキムリアの保険適用が15日、了承されました。
22日から適用される予定とのこと。
 
しかしやはり想像通り、キムリアの価格が3349万円と決まった直後に健康保険組合の代表者らが記者会見を開き、制度見直しを強く訴えたようです。
患者負担に上限を設ける高額療養費制度では、自己負担以外は保険給付で賄われるため、特に小規模健保の運営を左右しかねないのです。
この場合3349万円のうち患者負担は、年収によって多少前後しますが50万前後でそれ以外の3300万ほどが保険給付となるので、一人の患者さんだけでもかなりの額の負担がかかると言えます。
 
政府は薬価改定の見直しを進めているとのことですが、適用がすでに予定されているとなるとすでに手遅れになる感じが否めないです。
医療費が限られている中、日本は国民皆保険制度のためすべての方が保険で治療を受ける権利があります。
医療の高度化が進み、高額と呼ばれる新薬が登場し病気に苦しむ患者に光明が差す一方、医療保険財政の圧迫要因の一つとして問題となってしまうのです。
 
このままでは保険制度、保険財政が崩壊しかねない。医療を受けられない人が出てくるかもしれない。
今後の医療について誰がどのように展開していくのか、今後の課題であることは間違いありません。
 
歯科においても保険によるメリットや、逆に妨げになっている点もあります。
時代は変化しつつありますが、制度が追い付いていない感じもします。
今回の件もそうですし、もう少し医療の今後についての議論が活発になって欲しいものです。
 
 
 
横浜駅徒歩7分
横浜相鉄ビル歯科医院 吉田