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2019/04/23

[歯の治療に関すること]

口内炎

こんにちは。
今回は口内炎についてお話したいと思います。
皆さんも一度はできたことがあると思いますが、できてしまうとすぐには治らないので食事中にしみて痛んで厄介な経験をすると思います。
歯ぐきや唇の内側、舌や頬にできることが多いです。字のごとく口の中に炎症が生じて、アフタという白色の潰瘍で周囲が赤くなる病態が多いです。(アフラ性口内炎といいます)
口の中は健康のバロメーターとも言われ、全身的な異常のサインとして口内炎ができることもあります。
 
 
・原因
口内炎の発症には、さまざまな原因があります。
数日で治る軽度なものから全身疾患に起因する難治性のものまで多岐にわたります。
 
①合っていない入れ歯や矯正器具、虫歯による粘膜への刺激でできるもの(カタル性口内炎)
②細菌・ウイルス(ウイルス性口内炎)・真菌などの感染によるもの
③ストレスや栄養不足(ビタミン不足)によるもの
④自己免疫疾患などの全身疾患によるもの、薬や放射線治療によるもの
⑤金属などに対するアレルギーからのアレルギー性口内炎
以下に一部詳細を説明していきます。
 
②の感染で特に多いのはウイルス感染によるもので、単純ヘルペス感染症、帯状疱疹、ヘルパンギーナ、手足口病、麻疹、風疹などの症状として口内炎が出現します。
また、免疫力が低下したりブラッシング不足によって口腔内の常在菌が増殖して発症することもあります。
虫歯の刺激によって生じることもありますし、細菌によるものには梅毒・淋菌によるものがあります。
細菌感染による口内炎は不衛生な環境の場合、治りにくく症状が悪化することがあります。
 
④ステロイドという薬の治療や抗がん剤治療を受けている方、白血病などのように免疫力が低下している方も口内炎ができます。
放射線治療などによって、口腔内や舌の粘膜に刺激が蓄積するとできてしまいます。
全身的な疾患の症状として出てくることもあります。自己免疫疾患という疾患の中のベーチェット病、クローン病や全身性エリテマトーデスなどでは口内炎が認められることがあります。
 
 
・治療
ほとんどの場合は放置しても1、2週間で治るのでそれほど心配はありません。
歯科医院でうがい薬、塗り薬を処方してもらったり、レーザー照射によって患部を焼却することができます。
また免疫力を高めるために、食生活の乱れ、睡眠不足、疲労やストレスの蓄積などに配慮するなどして生活習慣を改善する必要があります。
栄養も大切です。食生活の改善は免疫力アップに繋がります。特に、たんぱく質、ビタミンA、B群、Cは体の抵抗力を強め、感染防止効果があります。(とくにビタミンB2は粘膜の修復作用)
そして更に大切なのは、口の中を清潔に保つことです。また細菌やウイルスは乾燥を好むので水分補給やうがいを行うことが大切です。
 
口内炎の原因によっては上記のこと以外に原因に対するアプローチが必要になります。
 
①感染によるもの
多くは自然に治りますが、強い痛みがあったり、口内炎がなかなか改善しなかったりする場合には、抗ウイルス薬や抗菌薬、抗真菌薬などを使用した治療が行われます。
 
②自己免疫疾患などの全身疾患によるもの
原因となる全身疾患の治療が優先して行われます。病状に合わせて、ステロイド剤や免疫抑制剤が使用されます。
 
③粘膜への慢性的な刺激によるもの
合っていない入れ歯や矯正器具、虫歯によるものはそれぞれに対しての治療をすることが大切です。
 
 
 
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横浜相鉄ビル歯科医院 吉田