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2019/03/08

[歯の治療に関すること]

歯周病菌が原因でアルツハイマー病になる!?

こんにちは。
今回は題名の通り歯周病菌とアルツハイマー病についての関連についてお話したいと思います。
これを聞いてびっくりする方も多いと思います。
実は近年、歯周病菌とアルツハイマー病についての研究が様々な機関で行われており、多数の論文が発表されているのです。
 
アルツハイマー病とは認知症のうちの6、7割を占める病気で、主に認知機能低下や人格の変化をきたすことで知られています。
病態として、老人斑の出現、神経原線維変化、神経細胞の脱落といったことが起こることはわかっていますが、
どのような原因・過程で病気に至るかは様々な仮説がありはっきりしていません。
また予防法や治療法が研究されているが、有効な方法は確立されていません。
 
アルツハイマー病患者の脳内で炎症細胞が活性化していることから、慢性の炎症性疾患であるとも言われます。
脳以外の部位で生じた炎症により脳が炎症を起こしてアルツハイマー病を発症する。
そう考えると、歯周病は成人の8割以上の方が感染している慢性炎症ですので、
感染症が原因である仮説の一つとして歯周病菌との関連を研究することに大変意義があると思います。
 
そして、
ある研究では、歯周病の原因菌であるPorphyromonas gingivalis菌がアルツハイマー病患者の脳内で確認されたとの論文を公開しています。
(ただし原因としての証拠は十分ではないのでさらなる研究が必要とのことです)
またある研究では、原因菌が作り出す酪酸がアルツハイマー病を引き起こす一因になる可能性があるという。
歯周病患者では健康な人の何十倍の酪酸が検出されるので、長期間にわたって脳内に入ると、アルツハイマー病を引き起こす一因になることは十分に考えられるとのことです。
 
 
アルツハイマー以外にも歯周病は糖尿病や心疾患などとの関連性も指摘されています。
歯周病はほかの病気とも関連することを知っている方も増えてきましたが、
まだその周知としては不十分であると思います。
 
歯科医師としてはこういった認知を広げる努力が必要で、更なる研究が進むのを期待したいです。

歯周病予防にはやはり歯科検診がマストです。
お口の中だけではなく全身の健康のためにもしっかりとチェックとメンテナンスにいらっしゃるのをオススメしています。
 
当院は、歯周病のメンテナンスにとても力を入れていますので是非一度チェックされてみてはいかがでしょうか。
 
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横浜相鉄ビル歯科医院 吉田