[歯の治療に関すること]
こんにちは。
今日は歯周病の再生療法という治療法について書こうと思います。
最近、再度専門書を読み返して知識の整理をしており、実際に再生療法の対象となりそうな患者さんも多いなと
改めて実感しております。
ただあまり聞きなれない方も多いと思うのでどういった治療法なのかについてまずは説明します。
歯周病がある程度進行してくると歯ぐきや、歯の周囲の骨(歯槽骨)、歯と骨をつなぐ細胞(歯根膜)、
セメント質(歯の一部分)が失われてきてしまいます。
簡単にいうと、歯の周りの組織がなくなってグラグラしてくる。それが歯周病です。
そういった失われた組織を再生させる治療法が、歯周病の再生療法です。
この治療法にはいくつか種類があり、羅列すると以下のようなものが挙げられます。
・骨移植術
・組織再生療法(GTR法)
・エナメルマトリックスデリバディブ(EMD)応用法
・その他生物学的生理活性物質の応用法
用語が難しいと思いますが状態にあった方法をチョイスします。
大事なのは、ブラッシングを日々しっかり行い、歯科医院でメンテナンスをしっかり受けた上で、
どういった目的で再生をさせて、その後どうさせたいかだと考えています。
わかりやすい例でいうと、
歯周病と言われて、頑張って磨くようになったし歯医者さんにもしっかり通うようになったけど、
骨が下がっていて、どうしても磨きにくく磨きの残ししやすいところがある。
そういった状態を改善して、磨きやすい状態、メンテナンスしやすい環境にしてあげる。
これが再生療法の適した一例です。
しっかりと噛めるようになったり、歯の揺れがおさまったりします。
ただし、歯周病菌がべったり残っている方には効果が出ないので行いません。
歯周病で困っていて、頑張っているけどもっと状態を良くしたい。
そんな方に向いていると思います。
それでも骨等の状態によっては適さない場合もございますので是非一度ご相談ください。
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横浜相鉄ビル歯科医院 吉田