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2019/03/28

[日々の徒然なるままに]

コプリック斑 はしか(麻疹)以外でも

こんにちは。
以前のはしか(麻疹)の記事においてコプリック斑についてご説明したと思います。
(コプリック斑についてまだ知らない方はそちらの記事を参照して下さい)
このコプリック斑ははしか(麻疹)において特徴的なものとされていましたが、最近の研究によって
風疹や他のウイルス感染症でも出現することが明らかになりました。
 
地方衛生研究所全国協議会、群馬パース大学大学院、横浜市立大学医学部ならびに国立感染症研究所の共同研究グループによって
発表されました。
今回のような大規模なウイルス学的研究は今まで行われたことがなかったそうです。
コプリック斑が最初に報告されてから100年以上が経ちますが、麻疹以外でも現れることが判明しなかったのは、
なかなかこのような研究ができなかったからとも考えられます。
 
今回の研究によると、コプリック斑の出現率は、麻疹ウイルス検出例のうち約28%、風疹ウイルス検出例のうち約17%、パルボウイルスB19型検出例のうち約2%に認められましたとのことです。
麻疹ウイルスでもその出現率は高くはなく、症状だけから診断するのはなかなか厳しいということがわかります。
 
以前は特有の症状として、小児科医や内科医がはしか(麻疹)の診断の決め手の一つとして扱われてきていましたが、
正確な診断には、コプリック斑の出現や発疹・発熱などの症状や病態だけでなく、ウイルス検査が必須であることがわかります。
 
ただし症状や病態は重要であるのは変わりありません。
ある程度に考えられる疾患をしぼることができ、どの検査をすべきかの大切な判断材料になります。
そしてウイルス検査によって診断を確定するのが望ましいのです。
感染力も強いため、麻疹の疑いがある場合は、全てウイルス検査を行って確定診断をすることが重要とのことです。
 
 
横浜駅徒歩7分
横浜相鉄ビル歯科医院 吉田