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2019/03/01

[日々の徒然なるままに]

はしか(麻疹)

こんにちは。
このところ、はしか(麻疹)が流行っているのはニュースで耳にしている方も多いと思います。
まずはこの病気について少々整理していきます。
 
ウイルスの感染によって起こる感染症で、人から人へと感染します。
空気感染によって拡がる代表的な感染症と言われ、感染力がとても強いと言われています。空気感染の他に、飛沫感染、接触感染でも感染します。
肺炎や脳炎を合併することもあり、これらが原因で死亡することもあるので注意が必要です。
 
またとてもやっかいなのが、マスクを装着しても感染を防ぐことが困難な点です。
唯一の予防手段はワクチンを接種して、はしか(麻疹)に対する免疫を獲得しておくことなのです。
 
日本では予防接種がすすんだこともあり、減少傾向ではあります。主にアジア・アフリカの発展途上国で多い病気です。
ただし、昭和54年4月2日~昭和62年10月1日生まれの方は予防接種を受けた方が少ないと言われています。
 
また、妊娠中にかかると流産や早産を起こす可能性があります。妊娠前にできるだけ、ワクチン接種を受けることが重要です。
既に妊娠しているのであればワクチン接種を受けることが出来ませんので、流行時には外出を避けるなどの注意が必要です。
 
このはしか(麻疹)ですが、実は歯科医師としても知識を整理しておきたい疾病なのです。
下記に、はしか(麻疹)の症状の経過を記しますが、感染初期の段階で、奥歯の横の頬の粘膜に直径1mm程度の少し膨らんだ白色小斑点ができることが知られています。
これはコプリック斑と言われます。
この時期はかなりの高熱となるので、歯科医院を受診するということは少ないと思われますが、
かかりつけの患者さんが風邪でキャンセルの連絡が来た際に、お口の中のこの斑点を指摘してくる場合も考えられます。
その場合は風邪だから家でじっとしておこうと考える方もいるかもしれませんが、はしか(麻疹)の疑いもあるので医療機関を受診するように促すことに繋がると思います。
今一度、歯科医師やスタッフも知識を整理しておくべきだと思います。
 
 
10~14日間の潜伏期間を経て、以下の経過をたどります。
①カタル期    38℃前後の発熱、風邪様症状、結膜炎症状(眼脂、流涙、眼痛等も)、頬粘膜に、コプリック斑出現。他者への感染力はカタル期に最も強い。
②発疹期     カタル期の後にいったん下熱するが、再び39~40℃の高熱が出現する。二峰性発熱と言います。発疹が出現して全身に広がる。
③回復期     熱が下がり発疹も消える傾向になるが、色素沈着をこともある。
 
 
医療関係者や、周りに妊婦の方がいる方、予防接種の回数が少ない世代もありますので、抗体検査を受けたり予防接種を受ける必要があると考えられます。
 
 
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横浜相鉄ビル歯科医院 吉田