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2019/04/17

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喫煙が歯周病を悪化させる。

こんにちは。
今回は喫煙と歯周病に関しての話です。
喫煙は癌や心臓病、脳卒中、呼吸器疾患等の病気の原因となることがあるといことはすでにご存じの方も多いと思いますが、
歯周病のリスクを高めてしまうこともわかっています。
喫煙は糖尿病と並んで歯周病の二大危険因子と言われています。
 
ではなぜ喫煙は歯周病のリスクを高めるのでしょうか?
タバコには三大有害物質であるニコチン、タール、一酸化炭素等の200~300種類もの有害物質が
含まれています。
ニコチンには血管収縮作用があるので、歯ぐきの炎症による出血が抑えられてしまい、本来歯周病で出血したり赤くなる部分が隠されてしまい歯周病であること気づかないことがあります。
また血流が滞るので栄養不足な歯ぐきになります。体を守る免疫の機能も狂わされ、炎症が進行します。
タールは黒く着色する原因となります。また、ヤニという形で歯の表面がざらついてしまい、細菌がつきやすくなってしまいます。
一酸化炭素はニコチンとともに免疫を低下させてしまいます。
 
これらの相乗効果で歯周病は悪化し、治療しても術後の経過が不良になってしまうことが多いです。
これは傷を治そうとする細胞の働きまで抑えてしまうためです。
 
あるデータによると、歯周病にかかる危険は1日10本以上喫煙すると5.4倍に、10年以上吸っていると4.3倍に上昇し、また重症化しやすくなるそうです。
このように喫煙による歯周病の場合は、喫煙関連歯周炎と診断されることもあります。
こういった歯周病の場合、早い段階で禁煙を促し禁煙支援をスタートさせると効果的であると言われています。
 
また受動喫煙によっても、歯ぐきにメラニン色素がついてしまったり歯周病のリスクが高くなることが報告されています。
子どもの歯ぐきのメラニン色素沈着では、親の喫煙によって5倍以上のリスクがあると言われています。
ある研究によると、家庭や職場での受動喫煙により歯周病のリスクが57%高くなると報告されています。
 
 
 
禁煙することで歯周病の危険性が下がっていくという研究結果が出ています。
数週間で本来の免疫機能に戻ります。軽度の歯周病であればその後の歯周治療によって数か月ほどで健康な状態に戻ることが可能です。
歯ぐきの黒ずみも少しずつ本来の健康な歯ぐきの色に戻ることもあります。重度の黒ずみの場合小さいオペによって健康な歯ぐきにすることもできます。
また歯周病のかかりやすさは約4割減ると言われています。
 
禁酒、禁煙と食の改善を含めた生活改善により、重度な歯周炎が著しく改善されることも稀ではありません。
 
ただし禁煙の達成は個人の意志だけでは難しく、周囲からのサポートが必要です。
これはニコチンに強力な依存性があるからなのです。
禁煙をはじめるために、何のために禁煙をするのか明確で強い意志をもち、協力できる仲間を持ったりして環境を整えることが効果的と言われています。
また吸いたい気持ちを発散させる他の方法を考えたり、カウンセリングやニコチン代替療法(ニコチンガム、ニコチンパッチ)を受けることが良いでしょう。
 
 
禁煙が成功することによって歯周病が改善され、さらにお口の中が健康から全身の健康に繋がり、生活の質の向上が期待でき様々な良い変化があらわれるでしょう。
歯周病だけでなく、大きな病気にかかる危険性が減ります。
また味覚が戻り、食物をおいしく味わって楽しむことができたり、口臭がなくなったりします。
 
禁煙によって歯周病予防と全身の健康を維持し、健康な生活を送っていただきたいと願います。
 
 
 
横浜駅徒歩7分
横浜相鉄ビル歯科医院 吉田